待ちに待った桜の季節。今年は滋賀で花見をしてきました。
NHK大河ドラマ「巧名が辻」にも登場する長浜市の長浜城です。
豊臣秀吉が初めて一国一城の主となった記念すべき場所。約800本のソメイヨシノが植えられ、豊公園として「さくらの名所100選」の一つです。到着するまでは曇り空でしたが、城の前で突然、青空が顔を出しました。みるみるうちに城の背景がブルーに変わり、満開の桜がまぶしく光り始めました。
青い空と白壁の城と桜。これが待っていた景色です。今年4月の近畿地方は雨が多く、晴れても黄砂に空が覆われました。城は1983年の復元で、中は博物館。大河ドラマの主人公、千代と山内一豊の展示もありました。ハイライトは天守閣からの眺望です。すぐ近くの琵琶湖は、その広さから海のように思えたくらいです。山側には、織田信長が浅井・朝倉軍を破った姉川合戦場、秀吉が柴田勝家を破った賤ケ岳(しずがたけ)合戦場など、戦国時代の名勝負の場があり、ドラマのシーンと重なりました。
さて、豊臣秀吉とくれば、次は織田信長が築いた安土城。といっても建物はなく、高く積まれた石垣と天守閣へ続く405段の石段が残るのみです。登っていくに従って、眼下の平野がぐんぐん広がります。日本で初めての天守閣。今はうっそうとした森の中です。
最後は、長浜名物・鯖そうめんで締めくくりました。甘辛く煮た鯖と、その煮汁を絡ませたそうめんは、のどごしがよく、歩きつかれた胃にも優しい郷土料理でした。農繁期に食べられた料理で、手早くでき、冷めてもおいしく、栄養価も高いそうです。
普段は、奈良時代を探訪している私ですが、今日は戦国時代を歩きました。歴史は、いつの時代も日本のどこかにその跡を残し、現代人の想像力をかき立ててくれます。
|