| |
|
| |
|
| 第30回「高速道路から大和平野を思う」 |
|
久保美智代 フリーアナウンサー 世界遺産ウォッチャー
|
| 広々とした大和平野を貫く高架の道路は、歌舞伎の花道のよう。両側に見渡せる平野には高いビルもなく、大和三山も望めるのどかな地が広がっていました。時折ガタンゴトンと走る近鉄電車が、模型のように過ぎていきます。歩きだからこそ、味わえる風景でした。
また、京奈和道の途中には世界遺産の平城宮跡があり、問題になっていることは、古都便りの第1回で書きました。専門家の委員会で検討された結果、景観に配慮し、道路は平城宮跡を迂回したルートで地下に造る方向で進んでいます。地下となると建設費もふくらむことでしょう。 人口減少時代になり、道路は豊かさの象徴ではなくなってきました。むしろ、その地域にしかない古いものにこそ、心の豊かさがあると思います。とはいえ利便性を考えると、道路建設を望む声も多いでしょう。依然、難しい問題です。 |
|
|
|
|
|