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紅葉シーズン真っ只中。今回は、紅葉を求めて鞍馬を訪れました。2両編成の叡山電鉄で行くと、赤や黄色に模様替えした山並みが見えてきました。速度が遅くなると、モミジのトンネルです。思わぬ演出にびっくりしました。終着駅の鞍馬に着くと、紅葉ではなく、真っ赤な顔をした大きな天狗のオブジェに迎えられました。ここは、ご存知、牛若丸(幼い源義経)が、天狗から剣術を習った伝説の地なのです。
天狗の世界への入り口は、朱色の仁王門。大きく威厳ある門構えです。特に今日は、黄色いモミジに彩られ、一層鮮やかでした。もしかしたら天狗に会うかもしれません。気を引き締めて門をくぐりました。 目指すは、鞍馬寺。のぼりの階段や、九十九折になった急な坂道が続きます。息があがってきたら、ちょっと一休み。森の清々しさと、太陽に照らされた紅葉の美しさに癒されます。きっと天狗は、スーイスイと上ったのでしょうけどね。
両側に献灯が並ぶ石段に着いたら、もうすぐです。途中、真紅のモミジに励まされて、鞍馬寺に着きました。真新しい本堂が、鞍馬山を背景にして堂々と立っていました。
さらに、道は続きます。木々がうっそうと茂り、薄暗く細い道です。途中、義経が修行中にのどを潤した「息つぎの水」や、奥州へ下る際に名残を惜しんで背を比べた「背比べ石」、天狗と出会った僧正ヶ谷不動堂など、伝説の舞台を追体験しました。すると、この森を駆け巡っていた幼い義経の姿が、生き生きと浮かんできました。そういえば、来年のNHK大河ドラマは「義経」。天狗の話はどう描かれているのでしょうか。
さらに下へ下へと下っていくと、ザーッと川の流れる音が聞こえてきました。ここは貴船。旅のゴールです。清らかな水に、これまでの緊張感と疲れが一気に流されました。
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