アメリカを始めとする先進国の経済が飽くなき利潤追求に狂奔した結果100年に1度という金融危機に添って陥って、世界経済は混乱を極め、震源地であるアメリカを始めるEU諸国、日本などが金融と経済の正常化に懸命の努力を行っている。EU議長として危機打開の先頭に立ってフランスのサルコジ大統領は「機器を打開した明日の世界は機能の世界とまったく異なったものでなければいけない。それは規律、保護、正義への要求がより強くなる世界、国家と市場の間、金融の間、金融の論理と生産や産業の間、資本と労働の間、短期と長期の間、それらの間に新たな均衡がつくられる世界だ」と云っている。
今回の危機が歪んだ利潤追求による構造的なものであるとすれば、小手先の立て直し策でなく、正しい経済倫理にたか則
ったシステムをオルターナティブなものとして取り入れていくべきであろう。それは貧困と格差、資源の枯渇と環境悪化に対峙するあたらしい経済システムに、解決の糸口が見出されるのではないか。そのシステムとして「社会的経済企業」と呼ばれているものの原型をバスクのモンドラゴン協同組合に求め、開発途上国で成功を収めているバングラディシュのグラミン銀行の実践にも触れてみたい。 |
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