10月6日(土)、浦安市文化会館にて「第23回骨の健康づくりセミナー
in 浦安」が開催された。千葉県での開催は、第10回(2004年11月)の千葉市民会館、第20回(2007年1月)の千葉県文化会館での開催に続く、3回目の開催となった。3連休の初日、また市民報での告知が10月号と開催直前という状況にもかかわらず、52名の参加を頂いた。
講演は、骨の健康づくり委員会の世話人で、戸板女子短期大学 学長 江澤郁子先生による「発育期からの骨づくりと骨粗鬆症の予防」であった。 江澤先生は、昔は「体」という字を「體」と書いたことを例に、豊かな骨づくりこそ、体づくり、健康づくりの基本であり、若い時からの“貯金”ならぬ“貯骨”が、将来の骨粗鬆症の予防に重要である。そのためには、カルシウムが豊富で、吸収性に優れた「牛乳」を若い時から飲む習慣を身に付けることが大事だが、給食の有無で、また給食がなくなる高校生以降にカルシウムの摂取量が大幅に減ることをデータ的に示され、給食、特に牛乳の役割の重要性を指摘されていた。
また、最近ではダイエットブームに加えて、牛乳を飲むと太るといった誤った認識から、特に若い女性において牛乳の消費量が減っていると考えられ、若い女性における将来の骨の健康に不安があると話され、そのような意味でも江澤先生が提唱され、世の中でも広く浸透しつつある、家族と一緒の楽しい食事、栄養バランスのとれた食事等、健全な食生活を勧める「食育」の取組みが重要であると話されていた。
講演後の質疑応答では、江澤先生が栄養のご専門ということもあり、コラーゲンサプリメントの効果やチーズは取り過ぎても大丈夫かといった質問、 低脂肪牛乳と牛乳はどちらがよいかといった質問がなされ、先生からはサプリメントやチーズにしてもそれだけを偏って摂るのではなく、普段の食事に取り入れてバランスよく摂ることが重要、また、特に健康診断等で脂肪の摂りすぎが気になるといったことがなければ、低脂肪牛乳に拘らなくてもよいとの回答がなされていた。
講演後に行われた骨密度測定会は、測定結果の見方がよくわからないと過去のセミナーのアンケート結果を踏まえ、 まず、医療法人クレモナ会
ティーエムクリニックの長谷川氏による測定結果の見方の説明が行なわれた。測定会場も広く、人数も約50名ということで、岩瀬先生、小林先生による医師相談コーナーも含めて、特に混雑することもなく、約1時間程度で測定は終了した。講演開始前や測定の間には、「科学映像館」で配信されている科学映画と第9回の骨の健康づくりセミナーでご講演頂いた香川県立中央病院の朝日先生の「笑って大往生」の講演ビデオが放映された。
参加者の方からは、帰り際に「こんなにいいセミナーなのに、友人を連れて来られなかったのが残念。1ヶ月前の市民報で知っていたら、友人も都合がつけられたのに。」といったセミナーに対する声に加え、「こんないい科学映画があるのを初めて知った。おもしろかった。」といった科学映画に対する賞賛の声も聞かれ、市民報による告知の遅れという不手際はあったものの、セミナーは成功裡に終了した。
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