今年の梅雨も末期を迎え、雨ではと心配していたが、当日はさすがの長雨も一休み、用意した傘カバーを使うことなく第17回のセミナーを開くことが出来た。さいたま市では2回目のセミナー。会場の都合でウィークデイの開催、出足が心配されたが、190名の方が参加され、定刻1時半、世話人久米川の司会でセミナーが始まった。
世話人でもある浜松医科大学名誉教授井上哲郎先生の『骨の老化を考える〜骨粗鬆症のすべて〜』と題するお話。今回は時間をたっぷりとって、お話頂いた。資料も一新され、丁寧で分かりやすいお話。骨の構造、働き、そして骨粗鬆症はどんな病気でなぜ起こるのだろう。と、骨細胞の映像を加えられ、初めて見る細胞の生きた営みに感嘆の声。
後半では予防治療に話が移り、参加者の関心は強かった。最近の診断方法、骨量、骨密度といった半年単位の結果を主体としたもの以外に、最近可能となったダイナミックな代謝の状況を捉えることが出来る骨形成、骨吸収のマーカーを用いての診断。そして治療薬の選定、効果の判定など。非常に内容の濃いお話であった。
参加者はメモを取りながら熱心に先生のお話に耳を傾けられ、予定の1時間は終わった。時に個人的な話題も交え、参加者から笑いもあり、さすがのお話ぶりであった。セミナー終了後、数人の参加者から熱心な質問。ビスホスネイトなどの治療薬とその副作用、マーカーによる診断、牛乳は骨粗鬆症にはよくないと話題になっている本についての質問などにも丁寧にご解答されていた。予定を15分オーバーし、3時15分、前半のプログラムが終了。さらに先生はロビーでも参加者の質問に対応されていたのには感心の一語。
3時15分から骨密度の測定。今回からアロカ株式会社埼玉支店のご協力を得、新機種を使っての測定。また明海大学歯学部クリニカルリサーチ部の学生さんのバッグアップもあり、大変スムーズに測定は進行、180名の方が測定された。
個人相談コーナーでは、朝霞台中央総合病院副院長飯田先生、東京女子医大病院整形外科山口先生が参加者の個々の質問に本当に熱心に答えられ、2時間を越えて対応されていた。参加者は大変満足して家路につかれた。
「さいたま市でいつ開催されるの?」「こんないいセミナーもっと多くの人が参加できるといいのにねぇ・・」との声。我々も心地よい疲労の1日であった。今回から開演前、骨密度測定の待ち時間の間、『ウォーキング〜正しい歩き方〜』と白木先生監修のビデオを上映、好評であった。今後このコーナーをもっと充実したいと思う。
今回のセミナーにご協力頂いた以下の団体、企業、病院に感謝。
協賛:雪印乳業株式会社
特別協賛:エーザイ株式会社
後援:埼玉県、さいたま市、日本歯科医師会、埼玉県医師会、
埼玉県歯科医師会、浦和医師会、浦和歯科医師会
告知協力:東京新聞ショッパーズ、読売新聞、朝日新聞、さいたま市広報
相談コーナー:朝霞台中央総合病院、東京女子医科大学整形外科
骨密度測定協力:アロカ株式会社、明海大学歯学部
パンフレット提供:雪印乳業株式会社、帝人ファーマ株式会社、骨の健康づくり委員会
当日配布した以下のパンフレットをご希望の方は、骨の健康づくり委員会まで
お知らせください。TEL:049-261-9500 FAX:049-261-9588 |