大変よく勉強されていますね。ご承知のように骨は硬い組織ですよね。骨はパイプ状で中空になっており、軽くて弾性があります。しかし体を支えるには大変な力がかかりますよね。パイプ状の骨ではこの力に耐え切れない為、内側に海綿状の骨が梁の役目を果たし、骨を支えています。 ちょうど東京タワーとか橋の構造のようになっています。パイプ状の骨が量的には80%、海綿状の骨が20%位といわれています。しかしその表面積は逆で海綿状の骨が大きくなっています。この部分で活発に代謝が行われているのです。 骨の代謝に関わっているのが骨を造る骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞です。成人になったあとでも、骨は常に両細胞の働きによって作りかえられ、しかも両者はバランスよく働き、骨の量は維持されています。しかし、閉経後、女性ホルモンが減少すると骨の破壊が形成に勝り、骨の量が減少する。しかも骨の内部を支えていた海綿骨が強く減り、骨を支えきれなくなり、骨折が起りやすくなる。これが問題の骨粗そう症です。したがって海綿骨の多いふとももの付け根の骨、背骨や腰骨、手首の骨が骨折しやすいです。
男性においても、エストロゲンは女性と同様に骨の維持に貢献しています。ただ、男性ホルモンも骨の維持の役割を一部担っているため、女性ほどエストロゲンには依存していません。閉経がない男性は、女性のように急激な変化はありません。ただ、加齢とともに骨芽細胞の働きが低下してきますから、やはり骨量は減少してきます。
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