第5回 『 LET’S EAT! 』

 
 
 多くの日本人は、マクドナルドのハンバーガーとかケンッタッキーフライドチキンがアメリカの代表的な食べ物であると思っていませんか。これは多分アメリカがファーストフードを世界中に広げたからでしょう。一部のアメリカ人は確かにファーストフッドを好んで食べています。特に、若者たちの中には多いようです。しかし、ハンバーガーとかフライドチキンは、必ずしもアメリカの一般的な食べ物ではありません。アメリカの一般家庭では、肉を美味しく調理し、多くの食材と一緒に食べています。一方アメリカは多民族国家ですから、世界中のいろんな食べ物が、満ち溢れています。大都市では、世界中のあらゆる食事をレストランで賞味できます。しかし、アメリカの一般家庭では、日常もっと限られた食事が用意されています。

 日米間の食事で最も異なった点は、炭水化物質とタンパク質源です。アメリカでは一般的には炭水化物は「じゃがいも」ですが、皆さんは米ですよね。また、たんぱく質源も多いに異なります。日本では主として魚ですが、我々は肉類です。多くのアメリカ人は、皆さんほどではありませんが、最近では魚を好んで食べています。しかし、ある種の魚、例えば、うなぎの様に体表がぬるぬるとした感じの魚は好きではありません。またアメリカ人が牛肉などを好んで食べるのは、経済性がからかもしれません。我々の国は、家畜を飼育する土地が十分であり、日本ほど美味しくはありませんが、肉類が大量に供給されます。したがって日本に比べれば肉は大変安いのです。

 また、あるアメリカ人は菜食主義で、全く動物たんぱくを食べません。その理由は宗教と健康的な問題に起因しています。あるキリスト教の宗派、Seventh Day Adventists (土曜日を安息日とするキリスト再臨論者)では、菜食を推奨しています。したがって、こういった人たちは肉を食べません。大豆たんぱくがタンパク質源となっています。またある人々は、菜食が大変健康によいと考えています。しかし私の知り合いの中にも、菜食主義者がいますが、必ずしも健康的ではないようです。私自身はバランスのよい食事が健康的と考えています。

 アメリカのデザート言えば、『アップルパイ』と、聞いたことはありませんか?この表現は、食事におけるデザートの役割が日本とアメリカでは大きく異なっているからと言えるでしょう。日本に滞在中、日本の主婦はデザートを家庭であまり作らないのに大変驚きました。日本ではデザートはケーキ屋さんで容易に買えるし、買いますよね。すなわち、日本ではデザートは、食事であまり大きなウェイトを占めていないのかも知りません。また、私たちが日本に滞在中、多くの日本人からアメリカのデザートは甘すぎるということも耳にしました。この発現にも少し誤解もあるようです。『アップルパイ』がアメリカンデザートを代表しているのではありません。デザートは幅広く、バラエテイに富んでいます。甘いものもあれば、糖分をひかえたものもあります。アメリカの日本食店で、用意されているデザートはレパートリーがあまり多くありません。いずれにしてもデザートに関する考え方の違いでしょう。

 あまり多くはありませんが、アメリカではハンターが野生の肉を食卓に送り届けています。多分、猟は日本ではごく一部の地域、人に限られていると思います。このオハイオでは、近年、鹿が大変繁殖して来ています。実際、ドライブ中、車に衝突する鹿も少なくありません。数年前、私もその経験があります。また私の息子も車で登校時、鹿と衝突しました。鹿猟を楽しむ人が増えてきました。晩秋から初冬の数週間、鹿狩りは正式に許可されています。多くのハンターはライフルを使いますが、照準器を備えた銃を使用するハンターも少なくありません。これらの鹿の肉はハンバーガーやステーキとして食べる人もあります。しかしながら、ほとんどの人は鹿の肉を牛肉とブレンドして食べることが多いようです。しかし、低所得者の家庭にとっては、鹿の肉は非常に貴重なたんばく源です。鹿の肉以外に、野生のリス、ウサギ,七面鳥も食用となっています。

 七面鳥といえば、つい先日、感謝祭(アメリカでは11月第4木曜日)がありました。ごく一部の人たちは野生の七面鳥を食べます。しかしほとんどの人は、市販の新鮮または凍結された七面鳥を食べます。今年、我が家では、先日結婚した娘夫妻が我々を食事に招いてくれました。我々は色々な食材を詰めこみ焼いた、大変美味しくジュウシイな七面鳥を七面鳥のスープ、じゃがいも、黒砂糖で煮付けたサツマイモ、旬の野菜、果物などをいただきました。もちろん数種類のデザートもありましたよ。娘が始めて腕によりをかけて用意した食事。大変美味しくいただき、楽しい1日でした。

 ではまた、新年にお会いしましょう。お楽しみに!!

 

 



Dr.Larry Frye( ラリー フライ )

 彼は細胞生物学者として米国の大学で研究生活を送った後、教会 関係の仕事で来日、数年間滞在。その間、日本の私立歯科大学で学生の英語教育、研究者の論文制作等の指導を行う。その後、2,3の英文学術誌の校正に携わる。
帰国後も日本人研究者及び学術誌の校正を行い、我々の研究活動を大いに支援してくれた。

 また彼は日本人及び韓国人の子供を養育、2人は立派に成人、米国で活躍中。最近オハイオの実家を改造、日本式の風呂まで備えたいわゆる日本人の為の民宿を始めた。ここを拠点に語学研修などに活用してほしいと新たな活動を展開。その詳細はNonbiri Ohaioから。とにかく日本が大好きなアメリカ人の1人。

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マスコット骨犬君