第4回 『 Hospitals in the U.S.A. 』
 
 
 前回、私はアメリカにおける医療保険に関して最近の話題を取り上げました。今回はアメリカの病院がハードとソフトの両面で患者にどう対応しているか、私は1980年代、日本に長期に滞在したことがありますから、日本の病院と比較しながらお話してみたいと思います。

 私は家族ともに8年間日本に滞在していました。その間、幸いにも私たち夫婦は病院のお世話なることはありませんでした。ただ1回、私の2歳の息子がコーヒーテーブルの角に頭をぶつけ前頭部に深い傷を負い、我々は滞在地の岐阜県可児市の病院に連れていきました。そこで息子は敏速にまた的確に治療をして頂きました。私はこの可児市の病院が日本の典型的な病院であるのかどうかわかりません。しかし、この可児市の病院は私にとって始めての病院でありましたが、今住んでいる地域の病院(Mt.Vernon(Ohio))とは大きな違いのあることに気付ました。


 私のホームタウンにある病院、Knox Community Hospital と可児市の病院には大きな違いが感じられます。私がお世話になった可児市の病院は何か冷たい感じがしました。これに反して我々の町にある病院は、明るくて温かみがあるように思われます。アメリカの病院管理者は、患者が抵抗感なく、気楽に診療に通えるような環境を整えることが大切であると。そのためには、いくら金をかけてもと考えているようです。

 アメリカと日本の病院で、もうひとつの大きな違いは入院期間の差です。例えば、アメリカではお産で入院すると、特に問題がない場合、1〜2日で退院します。日本では母子共に1週間位入院することが普通のようですが、大変驚きでした。アメリカではベッドを有効に使って経費を削減しようと考えているようです。


 アメリカでも以前は、外科的な手術を受ける場合、術後、2〜3日入院していましたが、しかし、最近はある種の手術では、外来で処理が行われます。例えば、数ヶ月前、私は病院で始めて外科的な手術を受けました(これが最後でと望みますが・・・)。3年前から鼠けい部のヘルニアとなり、私は外科手術を受ける決断をしました。私と家内は朝早く病院に入り、その手術を受けました。麻酔から冷めて2時間後、家内は私を家に連れ帰るといった具合です。これもお産の時と同様、ベッドをもう少し重篤な患者に活用し、治療費の削減を考えているようです。

 日本と同じシステムとっている病院もあります。それは大都会や大学の付属病院などで、患者への対応より治療に重点をおいています。私の住んでいる田舎町では、患者はまず地元の病院で受診し、病気が重い場合、患者は大病院、州都であるColumbusにある病院に送られます。緊急のときは、患者はヘリコプターで大病院に搬送されこともあります。さらに診断がつかないときは、他の州にある大病院に診断や治療のため、転送されることもあります。Mayo Clinic (in Minnesota),The Cleveland Clinic(Ohio),The Johns Hopkins Hospital (in Maryland)などは基幹病院であり、皆さんも聞かれたことがあると思います。ここでは色々な病気をより集中的に診断し、治療すると聞いています。そのため世界の各国から高度な治療を求めて来院する患者いると。しかしこれらの病院を訪れるのは必ずしも病人だけではなく、健康な人も検診などで来院することもあるらしい。私も日本を離れて10数年となります。日本の病院事情にも大きな変化があると思います。次号はオハイオの田舎町に見られる食べ物事情をお知らせします。では次号まで・・

 

 



Dr.Larry Frye( ラリー フライ )

 彼は細胞生物学者として米国の大学で研究生活を送った後、教会 関係の仕事で来日、数年間滞在。その間、日本の私立歯科大学で学生の英語教育、研究者の論文制作等の指導を行う。その後、2,3の英文学術誌の校正に携わる。
帰国後も日本人研究者及び学術誌の校正を行い、我々の研究活動を大いに支援してくれた。

 また彼は日本人及び韓国人の子供を養育、2人は立派に成人、米国で活躍中。最近オハイオの実家を改造、日本式の風呂まで備えたいわゆる日本人の為の民宿を始めた。ここを拠点に語学研修などに活用してほしいと新たな活動を展開。その詳細はNonbiri Ohaioから。とにかく日本が大好きなアメリカ人の1人。

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