| 人は生きていくうえで、何を最も望むのでしょうか?
もちろん、年代や環境によって、それは違うでしょう。ですが、五十代、六十代になれば、『健康』と答える人が多いのではないでしょうか。ふと、体力の衰えを感じた時、焦燥感を覚えつつ、「健康でありたい」と思う…そんな経験があるのは、私だけではないと思います。
しかし、実際に体力づくりを始めてみようと思っても、なかなか難しいものです。ジョギングやウォーキング、スポーツジムなど、方法はいくらでもあるのでしょうが、今までまったくそうしたことに縁が無かった私は、焦りだけを感じつつ、何もしないまま年を重ねていました。
ですが、ある日、その方法は思いがけない形で私の前に現れました。
あるペットショップで、売れ残っていた子犬。この子がうちに来たことで、「散歩」と言う仕事が増えたのです。 この子が寂しがるからともう一頭増え、今では夫婦揃って朝夕の散歩に行っています。特に、仕事を引退した夫にとっては、この仕事は有意義なものになっているようです。
二人で四季の移り変わりを感じながら、のんびりと(させてもらえないことも多いですが)歩き、同じく犬を散歩させている方々と交流します。本格的に運動をされている方からは笑われてしまいそうですが、これがなかなか馬鹿に出来ません。体力の衰えは足から来るとか。
これからますます元気いっぱいな犬たちと共に、この楽しい仕事を続けて生きたいと思います。
年という言葉があります。広辞苑によると、「陰陽家の説で、何らかの厄に逢うとして忌み慎まなければならぬとする年。男は25・42・60、女は19・33という。特に42・33を大厄といい、その前後の年を前厄、後厄といって恐れ慎んだ」とありました。男女それぞれに生涯の節目ともいうべき年齢があり、その年齢では何かよくないことが起こる可能性があるので注意しましょうということでしょう。もちろん、科学的根拠に基づいたものでないことは常識的には知っていますが、この厄年齢は別にして、人生には確かに節目節目があることは事実のようです。
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