第1回 赤単と申します

赤 単 
 
 

 初めまして、今後、この場をお借りして、非常に個人的なコラムなどを書かせていただくことになりました、赤単と申します。1964年生まれのサラリーマンで、2004年の夏より、勤務する会社からスイス北西にあるバーゼルでの勤務を命じられました。以来、バーゼルの南にあるライナッハという町に、妻と一人息子の3人で暮らしております。

 スイスに行くことを知人に伝えますと、殆ど条件反射のように、アルプス、ハイジ、時計に関するコメントが返ってきます。「山の暮らしはすてきでしょうね。」「羊と戯れていますか?」「時計は安く手に入りますか?」等々。所謂、異国の人が日本を見る際の、テンプラ、フジヤマ、キモノみたいなものです。赴任前の私のイメージも似たようなものでした。間違いではないものの、部分だけを見て、全体を捉えてしまうのは仕方がないことかも知れません。やはり外から見るのと、実際に暮らしてみるのとでは、大違いでした。

 バーゼルに関していえば、ドイツとフランスの国境に接していること、ライン川を使って昔から交易が盛んだったこと、芸術や文化を保護し、育ててきたことが特徴として挙げられます。つまり、規模は小さくても、産業、文化、国際性をもつ、れっきとした都会なんですね。ハイジが住んでいた山奥の村というわけではありません。

 
 とはいうものの、小難しい講釈をするつもりはございませんし、できません。赤単自身の皮膚感覚に基づいて、日々のできごとを、淡々と、お伝えしていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

             (次回をお楽しみに・・・)

 

 
マスコット骨犬君